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一定時間こもり作業ルール

一定時間こもり作業ルールのテキスト

       一定時間こもり作業ルール


(目的)
第1条  この規定は、社員が一定時間自分の仕事に集中するために仲間が協力し、結果として全体の生産性を向上させることとともに、チーム内に協力する風土を生むことを目的とする。

(対象者)
第2条  本制度は、正社員、契約社員、アルバイトのうち、週に30時間以上勤務する者を対象とする。

(こもり作業)
第3条  社員は、自部門で「こもり宣言」をすることにより、一定期間本人の仕事のみに集中する「こもり作業」を行うことができる。なお、原則として「こもり宣言」は前日以前の終礼で発表し、部内伝言板に掲示しておかなければならない。こもり宣言では、次の事項を仲間に発表して理解を得るものとする。

① こもり日時(時間は原則として5時間以内とする)
② こもり作業で行う仕事内容
③ こもり作業中にかかってくるかもしれない電話などへの対応

(こもり宣言の条件)
第4条  社員がこもり宣言ができるのは次の事項をすべてクリアしている場合とする。

① 電話や打ち合わせが入ることなく、連続して集中することが必要とする仕事をするためであること
② 打ち合わせ予定や重要な電話がかかってくる可能性が少なく、一定時間集中しても周囲に迷惑をかけることなく、また、業務上も問題ないと思われること
③ 普段から周囲とコミュニケーションをとっており、「こもり作業」をすることに周囲の理解があること
④ 原則として、過去1週間以内に「こもり作業」をしていないこと

(こもり宣言の承認)
第5条  第3条のこもり宣言をした場合、同部門(もしくはチーム)の誰からも撤回要求がでなかった場合は、こもり宣言を承認したものとし、周囲の者は次のように協力しなければならない。

① 電話は「外出中」として取りつがない
② 雑用や質問などにより、話しかけることを極力しない
③ 他部門からの要望などがあった場合は、できるだけ別の者が対応するか、本人しか対応できない場合は、事後対応としてもらうことを基本とする
④ その他、本人が仕事に集中できるように周囲は協力する
     
(こもり作業の対応)
第6条  こもり作業中の社員は、次の事項を遵守し、仕事に取り組まなければならない。
     
① 「こもり中」ボードをわかりやすい位置に提示する
② クレーム、最重要顧客や取引先からの連絡、その他重要と思われる連絡には柔軟に対応する
③ しっかりと集中して業務に取り組む
④ こもり作業は、仮にその仕事が完了していなくても、予定時間になると終了し、周囲にこもり作業終了の宣言をする
⑤ こもり作業中の周囲の協力に対して、感謝し、逆の立場になった場合は協力をする
(制度のチェック)
第7条  「こもり作業」について、少なくとも3か月に1回以上部内で次の事項に関してミーティングを行い、管理者はこれをまとめて人事部に報告しなければならない。

① 制度の実施状況(回数、実施者の偏りなど)
② 制度実施のメリット
③ 制度実施の問題点
④ その他、今後の運用ルールで定めるべき事項など

付則 本規定は、平成  年 月  日より実施する。
             


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