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人事考課規程②(中小会社・サービス業)

人事考課規程②(中小会社・サービス業)のテキスト

       人事考課規程

(総 則)
第1条 この規程は、従業員の人事考課に関する取扱い基準を定めるものである。
(目 的)
第2条 人事考課は、従業員一人ひとりの能力、成績および適性を多面的かつ客観的に継続して把握し、能力と実績に応じた適切な処遇を行うことを目的として実施する。
(対象範囲)
第3条 人事考課の対象は、考課期間中に在籍する正規従業員とする。
2 前項の規定にかかわらず、次の各号の一つに該当する者を除く。
 (1)在籍1年未満の新入社員
 (2)休職等により考課期間中の在籍日数が3カ月に満たない者
 (3)中途採用者で、考課期間中の在籍日数が3カ月に満たない者
(考課の時期および期間)
第4条 人事考課は毎年2回、4月と10月に行う。
2 人事考課の期間は、次のとおりとする。
    4月 :10月~翌年3月
    10月:4月~9月
(考課者)
第5条 人事考課の考課者は、原則として被考課者の直属の上司とし、第一次考課者および第二次考課者により考課を行う。
2 第一次考課者および第二次考課者は、次のとおりとする。
   第一次考課者:課  長
   第二次考課者:部  長
3 考課者は必要に応じて、下位の上級者に意見を聴くことができる。
4 考課者がその職位について○カ月を経過しない場合、または被考課者が異動後○カ月を経過しない場合は、前所属の考課者の意見を聴き考課を行うこととする。
(考課者の責務)
第6条 考課者は、人事考課の目的と自己の職責を十分に理解し、主観的な判断を排除して、公正かつ客観的に考課を行わなければならない。
(考課の原則)
第7条 考課者が守るべき考課の原則は、次のとおりとする。
 (1)被考課者の性別に左右されないこと。
 (2)個人的な人間関係や感情に左右されないこと。
 (3)客観的な事実や実績に基づいて考課すること。
 (4)考課期間外の事実や実績にとらわれないこと。
 (5)印象や推察などで考課しないこと。
 (6)特定の事実や行動だけを取り上げて考課しないこと。
 (7)職務とは関係のない私生活や私的な行動を考慮しないこと。
 (8)特別な事情がある場合は、特記事項として記載すること。
(秘密の厳守)
第8条 考課者および人事考課にかかわる者は、考課結果その他プライバシーに関することをほかに漏らしてはならない。
(考課項目)
第9条 人事考課の項目は、次のとおりとする。
 (1)成績考課
 (2)能力考課
 (3)態度考課
2 考課者は、前項の各項目について、人事考課表に基づいて考課を行う。
(評価基準)
第10条 人事考課は、本人の勤続年数、役職、職能資格等級ごとの期待度や要求水準に基づいて行う。
(評価区分)
第11条 人事考課の評価区分は次のとおりとする。
評価区分 摘 要 評 点
S 非常に優れている 100~91点
A 優れている 90~81点
B 普通(標準) 80~61点
C やや不十分 60~51点
D 不十分 51点以下

(考課結果の活用)
第12条 人事考課の結果は、昇格、昇進、異動、教育訓練に役立てるとともに、昇給、賞与決定にあたっての重要な資料として活用する。
(承 認)
第13条 第一次考課者および第二次考課者による考課結果は、役員による調整を経て社長の承認を受けるものとする。
(考課表の取扱い)
第14条 人事考課表の保存期間は5年間とする。
 

付  則

(実施期日)
 この規程は、平成○年○月○日より実施する。
 

人事考課表
所属  氏名  入社 年    月
考課項目 考課内容 評価
  一次 二次
成 績 考 課 正 確 性 ・仕事を正確に遂行したか
・仕事でミスをすることはなかったか  
 迅 速 性 ・仕事を迅速に遂行したか
・決められた期限、期日を守ったか  
 創意工夫 ・仕事の手続きや、やり方などについて改善提案または効率化を行ったか
・業務上の企画や効率性向上に取り組んだか  
 目標達成度 ・決められた目標を達成したか
・目標達成率はどの程度か  
能 力 考 課 業務遂行能力 ・職能資格等級レベルの業務を遂行したか
・職能資格等級の要求水準に見合う技能や技術を持っているか
・担当業務を迅速かつ正確に遂行できる技能や技術を持っているか  
 業務知識 ・担当業務に必要な基本知識を身につけているか
・担当業務に必要な専門知識を身につけているか
・担当業務に関連する一連の知識を身につけているか
・関連業務等に応用可能な知識を身につけているか
・業界動向等経営全般にかかわる知識を身につけているか  
 理 解 力 ・担当業務に関して本質的な理解ができているか
・上司からの指示命令等を的確に把握し理解できるか
・関連業務や高度な仕事に対する応用力はあるか  
 実 行 力 ・困難な状況の中でもそれを克服し実行しているか
・目標達成や課題解決に向け自主的に取り組んでいるか
・会社の方針を理解して計画を立案し、実施しているか  
 指 導 力 ・下位等級者または部下の指導・育成に努めているか
・自ら業務に率先して取り組み、他の模範となるように努めているか
・上司と部下のパイプ役となるよう努めているか
・組織のモラル向上を意識して指導に努めているか  
 表現力・
折衝力 ・必要な事項を口頭または文書で明確に報告、説明することができるか
・全社的視野で関係先と折衝したか
・関係先とうまく折衝や調整を行うための能力を十分に身につけているか
・効果的な折衝のため的確な情報収集を行っているか
・連絡・報告・相談はタイミングよく適切に行っているか  
態 度 考 課 規 律 性 ・諸規則、上司からの指示命令等を守っているか
・職場の秩序維持に努めているか
・遅刻、早退、欠勤の状況はどうか
・職場での服装、身だしなみはどうか  
 積 極 性 ・業務に関連する知識習得や自己啓発に努めているか
・仕事へ意欲的に取り組んでいるか
・仕事の改善に努め、または仕事の範囲を拡大しようと努めているか
・高めの目標設定を行い、その達成に努めているか  
 責 任 性 ・仕事の期限を守り、必要に応じ残業や休日出勤をして期限を守るよう努めているか
・仕事に対し全力を尽くし、誠実に最後までやり遂げているか
・自己の職責や役割を認識し、期待に応えるよう仕事に取り組んでいるか  
 協調性 ・感情的になることなく、誰とでもよく協調できるか
・自分勝手な言動を行っていないか
・他人に対し、協力的な姿勢で接しているか
・部署内のチームワーク向上に努めているか  


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